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2011年9月

2011年9月25日 (日)

自炊

私は「自炊」をしています。

と言うと誤解される方もいるかもしれませんが、私が行っている「自炊」というのは「本を自分で電子化すること」です。
なぜ本を電子化することを「自炊」というのかについては諸説あるようです。
一つは、データの「吸出し」からというもの。
アーケードゲームのデータを基盤からPCに「吸出し」たことから「自吸い」→「自炊」となったという説。
もう一つはスキャンする行為を、カメラのフラッシュなどと同様に「炊く」と表現して、「自分で炊く」→「自炊」となった説。
個人的には前者のほうが有力なような気がしますが、正直わかりません。

さて、その自炊ですが、コミックを電子化する分野で発展しているようですが、私はコミックは自炊しません。
コミックを自炊するにはかなりの手間とスキルが必要とされるからです。
そのようなスキルも根気も持ち合わせていない私が「自炊」を行う対象はもっぱら「小説」と「技術書」です。

かなり以前ですが、本棚の要領をはるかに超えた本をどうにかしようと電子化を試みたことがあったのですが、1,2冊ほど電子化した時点で挫折しました。
挫折した原因は主に

1.本を裁断するのが手間
2.スキャンするのが手間
3.電子化した書籍を読むのにPCを立ち上げる必要がある


というものでした。
しかし今はこれらの問題はすべて解決しました。
1.の本の裁断の手間ですが、以前はアイロンを使って糊をとかして1枚ずつペリペリと剥がしていたのですが、今はカッターで裁断する方法を使っています。
2.のスキャンですが、以前はフラットベッドのスキャナーで1ページずつ行っていました。かなりの労力が必要です。
今はADFスキャナーで楽チンです。
3.の電子書籍を読む方法ですが、今はiPadでどこでもスグに読むことができます。
iPadだと、寝る前などで電気を消していても読書を楽しむことができ、この点では紙の書籍よりも便利です。

紙の書籍は電子書籍にないメリットがいくつもあるのは事実でしょうが、iPadを使った電子書籍ライフにもいくつもメリットがあります。
電子書籍化することで場所をとらないのは言うまでもありません。
また、iPad自体は600g以上あるので普通の本よりは重いのですが、大きくて分厚い技術書に比べると大して変わらなかったりします。むしろiPadの方が薄い分持ち運びには便利です。
あと、私のように何冊も並行して読書するような場合、カバンの中に何冊も入れて持ち運ぶより、iPad一つの方が軽くて場所もとりません。

では、実際に私が「自炊」する手順を紹介しましょう。
今回電子書籍化するのは米澤穂信の「インシテミル」です。
Pict0003

文庫本ですが、500ページ以上もあるので電子書籍化するメリットは十分です。

まずは本のカバーを取り、表紙を(ビリッと)剥がしてしまいます。
Pict0004

次に用意するのはカッター。
これは普通のカッターでいいです。
Pict0005

そしてカッターで本が開くように糊に切り目を入れます。
Pict0006
優しくなでるように何度も切るのがコツです。

糊に切れ目がはいるとこのように本が開きます。
Pict0007

今度は本の背表紙からカッターで切り、本を分冊してしまいます。
Pict0008
先ほどと違って、力を入れて一気に切ります。
Pict0009

これらを繰り返し、1束が数十ページになるようにします。
Pict0011
私の場合は60~70ページくらいにしていますが、1束のページ数が多いとこの後の作業がしんどくなり、1束のページ数を少なくするとこの後の作業の回数が増えます。

次に使う道具はロータリーカッター。
Pict0012
LL型といってそこらの文房具屋には置いてない特別大きなサイズですが、この大きさのおかげで本の裁断が格段に楽になりました。

このカッターで本の綴じている部分を切り落とします。

Pict0014
スチール製などの定規を使いましょう。
(私の場合はカッティング部にスチール加工された定規を使っています。
Pict0015
この作業を繰り返し、全部のページをバラバラにします。

最後はスキャナーでスキャンします。
Pict0016
私が使っているのはCanon の「imageFORMULA DR-150」という製品です。
普段はとてもコンパクトです。
USBだけで動くのも便利です。
Pict0018
使うときはこのような形になります。

大体40ページずつくらい給紙トレイに差込み、勝手にスキャンさせておきます。
給紙トレイの原稿がなくなったらまた差し込みます。
全部スキャンするには時間がかかりますが、ADFなので別のコトをしながらスキャンできます。





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