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2010年8月 1日 (日)

日本語の入力について6

前回までで一通り日本語の入力法、特にかな入力について解説してきましたが、今回は私個人の入力法について説明したいと思います。
まずは、私が日本語入力にこだわりを持つにいたった経緯ですが、最初はそんなに「配列」にはこだわっていませんでした。というのも自分が不満を持ったのは「配列」ではなく「変換」だったからです。
英文と違って日本語の文章をタイピングするには必ず「変換」が必要です。
例えば

"go to high school"

という英語と

"高校へ行く"

という日本語の語句を比べてみると、英語の場合は(タッチタイピングができると)画面を全く見ずに入力することができます。しかし日本語の場合は画面を見ずに入力しても"高校へ行く"という語句が入力できるとは限りません。
QWERTYローマ字ではこの語句は

koukouheiku

とタイプしますがその後に「スペース」キーや「変換」キーを押してかな漢字変換を行います。上記のような語句なら一発で変換に成功する可能性が高いですが、「こうこう」という熟語は「高校」以外にも「航行」や「後攻」などたくさんの候補があります。
「行く」についても「逝く」や「異句」などいくつもの誤変換の可能性があります。
そこで私が挑戦したのは「漢字直接入力」いわゆる「漢直」というものです。
漢直というのは文字通りかな漢字を行わず、直接漢字を入力します。
漢直にもいくつもの種類がありますが、T-Codeというものを例にとってみると、上記の「高校へ行く」という語句は

og.k;;hzjt

とタイプすれば入力できます。スペースや変換キーで変換を行う必要はありません。
「og」とタイプすればいきなり「高」と、「.k」と入力すればいきなり「校」と入力できます。ここではこれ以上漢直については解説しませんが、最初はこの漢直といわれる入力法を練習しました。(ちなみに私が練習したのはTUT-Codeいうものです)
実際に漢字を1000字ほど覚えましたが、それでも打てない漢字も多く、また使わない漢字は忘れていってしまうことから次第にストレスがたまり始めました。
変換のストレスを解消するために漢直を始めたのに違うストレスに悩まされるのでは意味がありません。結果、元のQWERTYローマ字によるかな漢字変換に戻りました。ただ、漢直を通じていろんな日本語入力法があり、かな漢字変換を使う場合でもいろいろな選択肢があることを知りました。
そして「とりあえず」という感じで「月配列」を練習し始めました。配列のバランスがよさそうなのと「前置中指シフト」というものに新鮮さを感じたからです。それなりに打てるようになると「もっといい配列はないか」と考えるようになりました。そしてたどりついたのが「TRON配列」でした。
TRON配列を選択した理由はいくつもあるのですが、一番の決め手は自分が使っているキーボードが「KINESIS Contouredキーボード」だからでした。(キーボードについてはまた別のテーマで書きたいと思います)
個人的にはTRON配列はTRONキーボードでこそ、その真価を発揮すると思っています。そしてKINESISキーボードは市販されているキーボードのなかで最もTRONキーボードに近いキーボードだと確信しています。現在「TRONキーボード」と名の付くものはμTRONキーボードがありますが、KINISISキーボードに比べるとTRONキーボードには程遠いものだと思います。
つまり、自分の使っているKINESISキーボードのポテンシャルを最も引き出してくれる配列はTRON配列なのではないかと考えたわけです。KINESISキーボードは親指にも押しやすいキーが配置されているので、オリジナルのTRON配列どおり親指シフトで入力できるようDvorakJというソフトを使って練習を始めました。(DvorakJの作者さんに感謝)
1ヶ月もすれば自由に入力できるようになりましたが、不満がないわけではありません。半濁音が1打で入力できないからです。
そこでTRON配列をカスタマイズしようと思いました。いっそのこと親指シフトもやめて下駄配列のように文字キー同時打鍵にしてはと考えました。
本来親指シフトなので、「同手シフト」と「クロスシフト」の2つのシフトがあるわけですが、同手シフトを中指シフトでクロスシフトを薬指シフトにしました。(これは下駄配列と同じです)
何度かの試行錯誤を繰り返して行き着いた配列は以下のようになりました。

シフトなし
Tron

同手シフト
Tron_shift

クロスシフト
Tron_cross_shift

シフトなしはオリジナルのTRON配列から変更はありません。
同手シフトは「D」の位置の「ゅ」をクロスシフトに、「L」の位置の「み」を「.」の位置の「゜」(半濁点)に移動させただけです。
そしてクロスシフトですが、ここは変更が多いのでオリジナルと比べてみましょう。
オリジナルのクロスシフトは次のようになっています。

Tron_origin

これらのうち、「ヵヶゐゑ,.゛」の7つは自分はまず入力することがないので削除することにしました。(どうしても入力したいときは変換を使って入力することができますし)
そして「ヵ」の位置に同手シフトから「ゅ」を持って行き、「ヶ」の位置に元々「S」キーの位置にあった「ど」を移動しました。
「.ゑ゛,」の位置に「ぱぴぷぽ」を置き、元々空いていた「O」の位置に「ぺ」を置いて半濁音を全て1アクションで入力できるようにしました。また、元々ゐのあった位置に「ゎ」を移動し、元の「ゎ」の位置には「ヴ」を置きました。
自分にとってめったに入力しない「ゎ」は少し打ちにくい「P」のキーへ移動したわけです。
それと、現在は下駄配列で採用されている拗音シフトをそっくりそのまま使わせてもらってます。
ちなみに、バックスペースやカギ括弧(「」)などはKINESISキーボードは元から打ちやすい位置にあるため、特に配列内に組み込んでいません。
以上が、私が現在使っている配列についての説明です。
KINESISキーボード以外を使っている人にはあまり薦められませんが、何かの参考になれば幸いです。

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