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2010年7月 4日 (日)

日本語の入力について2

前回、メジャーな入力方法を3つ紹介しました。
今回はそれらに比べマイナーな入力方法を紹介しようと思います。といっても、日本語入力の方法はかなりの数があり、それら全てを紹介することはできません。ここでひたすら入力方法を並べられても読む方が苦痛というものでしょう。
なので、マイナーな入力方法のなかでも幾分メジャーなものに絞って解説していきます。といっても「幾分メジャー」の定義は僕の独断と偏見です。
ちなみに前回紹介した3つは、

QWERTYローマ字、JISかな…JIS規格
NICOLA(親指シフト)…富士通(親指シフト)、日本語入力コンソーシアム(NICOLA)

と、団体・業界が発表したものです。(性格にはQWETYローマ字はJISで考案されたわけではありません)
ところが、配列に関していうと個人が考えたものの方がはるかに数が多いです。もちろん配列を考案する「元ネタ」として、QWERTYやNICOLAを使ったりしている例は多いでしょう。このことを念頭に置いて、メジャー三人衆以外の配列をいくつか紹介します。

「AZIK」
 ローマ字入力を拡張したもの。普段QWERTYローマ字で入力している人が他の配列に移行するには最も負担が少ない。個人が考案・発表をしている。「っ(小さい「つ」)」や「ー(長音)」などを入力しやすくしたり、「ann、inn、unn、enn、onn、ai、uu、ei、ou」などを入力するためのキーがある。例えば、「警官」と入力したいとき、QWERTYローマ字だと[keikann]となるのに対し、AZIKでは[kwkz]となる。[w]が[ei]、[z]が[ann]を入力できるキーとなっているからだ。もちろん[keikann]と入力してもOKなので、QWERTYローマ字を習得している場合少しずつ覚えていくことができる。

「新JISかな」
 これもJIS規格だが、JISかなが数字キーの段も文字入力に使う「4段使用」に対して文字キー部分のみの「3段使用」のかな配列。膨大な量の資料を使い、頻度の高い文字を打ちやすい位置に、またなるべく左右の手が交互にキーを打つように、同じ手が連続する場合も同じ指が連続しないように設計されている。しかし後に「使用実態がないため」という理由で廃止された。後の多くの配列に影響を与えた。

「花」
 個人が考案・発表したかな配列。かな配列はその性質とキーボードのキーの数の制限のため全ての文字を1打鍵で入力することができない。それで「シフトキー」を使う必要がある。しかし花配列はその「シフトキー」の代わりに「中指前置シフト」という仕組みを使うことで、(あまり強くない)小指を使わずにシフトを実現した。(中指前置シフトについては次回詳しく取り上げたい)

「月」
 巨大掲示板、2chで考案されたかな配列。「新JISかな」を元に「花」で採用されている中指前置シフトを取りこんでいる。かな入力のスレッドで何人もの人が考察・検証を行い完成されたもの。後発の強みとして「新JISかな」と「花」のイイトコドリをした感じ。

ざっと3つほど取り上げてみましたが、次回は「かな入力」について大きくまとめてみるのと「中指前置シフト」について解説をしてみたいと思います。

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