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2010年7月25日 (日)

日本語の入力について5

前回、中指シフトについて解説しました。
そしてその欠点として「文字によって打鍵数が異なる」ということも指摘しました。(例えば花配列では「き」は1打鍵ですが「ぴ」は4打鍵必要です)
中指シフトの代表として花配列や月配列を考えていたのでこのような言い方になりましたが、実はこの言い方は正確ではありません。
本当は「前置シフトは文字によって打鍵数が異なる」というのが正しい言い方です。
今回はその欠点を解消している「同時打鍵」について解説したいと思います。
「同時打鍵」については大きく2つに分類することができます。

・親指シフト…NICOLA、小梅、飛鳥
・文字キー同時打鍵…下駄、中指同時シフトTRON(現在私が使用中)

ここでは親指シフトについては解説しませんが、文字キーの単打や文字キーと親指シフトキーの同時打鍵によって全ての文字を1アクションで入力します。2つのキーを同時に打鍵しているだけで正確には「1打鍵」ではありませんが、1回の動作で(濁音や半濁音を含めた)全ての文字を入力できます。
「文字キー同時打鍵」は親指シフトでの「親指シフトキー」が「文字キー」になるだけです。
具体例として下駄配列で説明してみましょう。
下駄配列では(シフトを使わず)文字キーの単打では以下の文字が入力できます。
(「BS」はバックスペースのことです)

Geta_tanda_2

そして、ホームポジションの中指キー「D」「K」と同時に文字キーを打鍵すると以下の文字が入力できます。

Geta_seishift

例えば、「K」と「A」を同時打鍵すると「ろ」が入力できるということです。
また、前回解説した中指シフト同様右側の文字を入力するときには「D」、左側の文字を入力するときには「K」を同時打鍵します。これを「クロスシフト」と言い、それに対して右側の文字を入力するのに右手でシフトキーを打鍵することを「同手シフト」と言ったりします。
さらに、下駄配列ではホームポジションの薬指キー「S」「L」もシフトキーとして使い、同時に打鍵することで以下の文字が入力できます。

Geta_dakushift

実は下駄配列は上記以外にたくさんの文字キーをシフトキーとして使うことで、「一文字」だけでなく拗音や記号も同時打鍵で入力でき、1拍で発音するものはほとんど1アクションで入力することができます。ここでは解説しませんが、下駄配列をさらに拡張して「たとえば、」や「でした」などのフレーズを1アクションで入力できるようにした「黒塗り下駄配列」や「黒塗り桐下駄配列」などもあります。

ざっと文字キー同時打鍵シフトについて解説しましたが、前置シフトと違い文字によって打鍵数が変わらないことが理解いただけたでしょうか?
しかしこの文字キー同時打鍵も欠点がないわけではありません。それは「ロールオーバー入力ができない」ということです。正確には同時打鍵がロールオーバー入力なので、単打でロールオーバー入力すると同時打鍵の文字が入力されてしまうということです。
例えば、下駄配列では「いか」と入力するには「K」「S」と打鍵します。この時、「K」のキーを押して離してから「S」を打鍵したら問題ないのですが、「K」のキーを離す前(まだ押し下げている状態)に「S」のキーを押してしまうと「K」と「S」の同時打鍵の「れ」が入力されてしまうのです。ローマ字入力などで高速にタイプする人は多くの人がこの「ロールオーバー入力」をしているので、文字キー同時打鍵シフトで高速に入力すると意図しない文字を入力してしまう人もいると思います。もちろん、高速で入力してもロールオーバーしないようにタイプすればこの問題は解決できると思います。

今回までで、いろんな日本語の入力について解説してきましたが、次回は漢直といわれる入力法と私個人の入力法について簡単に説明して、「日本語の入力について」というテーマを締めくくりたいと思います。

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